イベントのお知らせです。

12月12日(水)から、インポートのカーテン・壁紙などを扱うマナトレーディング株式会社・名古屋ショールーム様にて、「ウィリアム・モリスと飾るお雛さま」展を開催致します。

MORRIS&CO.のブランド「ピュア・モリス」の新作発表の場で、モリスとコラボした雛人形3組を飾ります。

こちらのイベント、副題を「自然から生まれたモチーフの美・日本文化とジャポニズムのデザイン性」としています。


モリスが日本の型紙文様からインスピレーションを受けたように、日本の文様は世界に通用するデザイン性を持っています。そしてお雛さまは、立体造形、テキスタイル(織物)、塗装、表具・・・といった日本の職人技術による美意識の集合体です。


もちろん、モリスデザインの美しさは、今なお世界中のファンから愛されるほど。特記する必要もありません。



今回コラボするにあたり、アトリエ・イリヤ・スローのコーディネーター、都木早苗さんにコーディネートを依頼しました。


私たちは人形製作と商品提供、わずかな口添えです。

このイベントを通してお伝えしたいことは、雛人形のデザインが決して「旧き・良き」には留まらないということ。(今沢山溢れているおもちゃの雛人形では勤まりませんが)


定番の飾り方はもちろん大切です。でも室礼の楽しみ方は沢山あると思うのです。


小さな挑戦です。


見に来ていただいて何らかの評価を頂けると嬉しいです。



どうぞよろしく。


先週金曜日までの開催で行われた、八事山興正寺・竹翠亭様との合同企画展も無事終了しました!!



「5つの間で五節句に出会う」という副題の通り、年中行事としてのお節句を表現させていただきました。



日本人の暮らし方は四季のうつろいとともにあります。


五節句にはそれぞれテーマとなる草花も登場し、季節感を感じられる素晴らしい文化だと、そう思っています。


暮らしと四季が交わるところに私たちの文化は存在しているのだと思います。




また、日本のものづくりも本来は季節や行事に寄り添って行われます。


今回の展示会には有松絞り、沈金師、仏師、書家の方など、沢山の工芸家の方々にも見ていただきました。


少しでも何らかの刺激になっていれば嬉しく思います。





五節句が他の季節の行事(二十四節気など)と違うのは、五節句全てに祈りや寿ぎの心が存在することです。(言ってみればクリスマスやハロウィンも同じなのですが・・・)


一年の無事を、誕生の慶びを、技芸の上達を、長寿の喜びを・・・


四季の喜びとともに寿ぎます。


今回もその「喜び・慶び」を表現していました。


見に来てくださった方の心に届いていると嬉しいです。




さて、次回はもう少し「洋」に近づけた企画をご用意しています。


今後ともよろしくお願い申し上げます。



昨日から始まりました、八事山興正寺・竹翠亭さんでの企画展。


「秋麗の室礼~5つの間で五節句に出会う」


昨日は午前中から沢山のお客様に来ていただき、沢山お話をさせていただきました。




五節句は、1月、3月、5月、7月、9月に行われる「ハレ」の行事です。


四季折々の草花もテーマになっており、日本らしい季節感のあふれる行事となっています。


季節を感じながら、暮らしの中で文化に親しんでもらえると嬉しいです。



竹翠亭さんでは拝観料500円で趣向を凝らした季節の和菓子とお抹茶をいただけます。


都会の喧騒を離れてふっと一息、なんていうのも良いですね。



どうぞ楽しみにお越し下さいませ。





「八事山興正寺竹翠亭」


名古屋市昭和区八事本町78番

10:00~16:00

Sechie代表(大西)在亭日 6日(土)12日(金)

※7日と10日は休園日となります。


以前にもお知らせしました「秋麗の室礼 ~5つの間で五節句に出会う」展、


来週10月3日から開催いたします!

日本人にとって室礼は、四季の移り変わりを室内で楽しむことでもあります。


四季、二十四節気、そして五節句。


色々な区切り方があります。


中でも五節句には「祈り」や「祝い」という要素が含まれます。


正月(人日)は、新しい年へ。

上巳、端午は、新しい命に。

七夕は芸事の上達へ。

重陽は長寿へ。


こうした意味合いも含め、五節句は様々な場所と人によって「室礼」として表現されてきました。


そして今、私たちが考えるのは、「室礼は日本式のインテリアコーディネートである」ということ。


日本人らしく、心豊かに暮らしていくために必要な考え方だと思います。


「自国文化と他国文化」、「文化と暮らし」を分断せずに暮らしを営んでいくために、ほんの少しのアイデアを提示していきたいと考えています。



3日、6日、12日は代表の大西が在亭します。


ぜひお声掛け下さい。



よろしくお願い申し上げます。







ちなみに・・・



たまたま同じ時期に同じ八事駅周辺で、昨年お世話になった常滑焼(盤プロジェクト)の作家さんが展示会を開いておられます!!



ギャラリー佑さんの「伊藤成二・前川妙子の二人展ー茶と食のうつわ」(10月2日~21日)展です!



とても素敵な器を作られるお二人です。



併せてお楽しみ頂けると嬉しいです!!



http://gallery-u.net/2018/08/29/post-373/


昨日(9月16日(日))、無事にKino Kano Ie フェスティバルに出店してきました。


お天気が心配されていたものの、結構な晴れ間も見えて暑いくらいの一日でした!!


私たちは入り口近くにブースを構えて「くるみボタン」のワークショップと、「つまみ細工アクセサリー」の実演販売!


終日沢山のお客様がみえて大忙しでした(^^)


お客様と近くで接しながら、楽しく仕事できるのって素敵ですね!


またやりたいです。


遊びに来てくださったお客様、木の香の家様をはじめお誘い&ご協力下さった皆様、本当にありがとうございます!!



◇◇◇



今、人形屋界隈では「お節句文化の振興」が重点課題とされ、各地域ごとの集まりや全国レベルの会合も盛んに開かれています。


もちろん、私たちもその中に身を置く人間として少なからず役割を背負っています。


ただ、難しい議論をテーブルの上で繰り返すよりも、一度こういうフェスやマルシェに参加することの方が余程意味のあることだったと痛感しています。



お客様と接し、楽しみながら、「人形屋ってこんなお店だよ~」とか「お人形の材料ってこんなふうなんだよ」というようなことを、一人でも多くの人に楽しく伝わればいいなと思っています。




さて!



次は10月頭の展示会の準備です!!



今度は「がっつり系」日本文化(^^)!



王道の中に何をお見せできるか、楽しみです。




お知らせしていきますので、お楽しみに!!

10月3日(水)~12日(金)の期間、八事山興正寺の竹翠亭さんにおいて


「秋麗の室礼 ~5つの間で五節句に出会う~」展


を開催いたします!



いわずと知れた名古屋の名刹・興正寺さん。


その奥に佇む瀟洒なお茶室・竹翠亭さん。


竹翠亭の奥様たちと私たちSechieのメンバーで、年中行事の五節句を表現いたします。



可愛らしいお雛さまやお節句の飾りはもちろん、


アトリエほうこさんの新作「菊児童」


人形堂さんの持ち物「菖蒲打ち(押絵)」など


意匠を凝らしたお節句の飾りも出品します。



ふっ、と立ち止まって見入ってしまうような、見に来た人の心が少しだけほぐれるような、そんな展示にしたいと思っています。



7日と10日はお休み、拝観料はお茶菓子付きで500円です。



私たちが在廊する日もつくりますので、またお知らせいたします。


どうぞよろしくお願いいたします!!




9月16日(雨天時は23日延期)に尾張旭の森林公園で行われる「Kino Ka FES」。

主催の工務店「木の香の家」様が出店社として大西人形とSechieをHPで紹介して下さいました。


Kino Ka FES_ショップ紹介


考えてみれば、私たち三人が同時に揃って店舗に立つことは少ないです・・・。

なんとなくいつも展示会やセミナーに立っているのは大西です。


しょっちゅう作戦会議という名の飲み会は開いているんですがね(^^;)



押絵と木目込み作家の河原君(人形堂さん)と、

ほうこ人形の石川さん(アトリエほうこさん)。

いつも頑張って新しいものづくりをしてくれています!!

折角なので、話しかけてみてくださいね(^^)


お知らせします!


9月16日(日)に尾張旭市の森林公園で行われる「Kinokanoie Festival」で、ワークショップと実演販売の屋台を出します。


去年も参加させて頂いた「木の香の家」という工務店様の秋祭りなのですが、今年はスケールアップして森林公園での開催になります。



ワークショップは、今年は日本人形用の布を使った可愛い「くるみボタン」作り!


お子様でも簡単に作れる、お手軽ワークショップです(^^)

実演販売は人形職人による「つまみ細工」の実演と、それを使ったアクセサリーの販売です!

思わず手が伸びる、可愛い~いアクセサリーが来ますよ~(^^)


写真のつまみ細工「花手まり」は、いつもはこんな感じに使っています!

お察しの方もいらっしゃると思います。「アトリエほうこ」さんのお雛さまが持っている花手まりです。



このつまみ細工を使ったアクセサリー、か・な・り可愛いのでお見逃し無く!



9月16日(雨天時は23日に延期)には、お子様を連れて森林公園へお越し下さい!!



木の香の家様HPはこちら→ http://kinokanoie.com/

明日(7月7日)は七夕ですね。


あまり知られていませんが、七夕もひな祭りや端午と同じく五節句の一つです。

ひょっとするとお正月の次に盛んに行われるお節句かもしれませんね(^^)


七夕と言えば「織姫・彦星」と「願い事」。

笹の葉に吊るした短冊に願い事を書きますよね?


実はこれ、何でも願って良いという訳でもないのをご存知でしょうか。


七夕のお願いは、機織りのお姫様である織姫様にちなんで願い事をします。

ですので、お願い事は機織りや手芸に関係することや、芸事(織姫様は歌や踊りが上手だったとも)の上達を願うことが良いとされてきました。

宮中では「乞巧奠(きっこうでん)」という行事が行われます。

これは字の通り「巧みを乞う」儀式で、織物などの織姫様にちなんだ捧げ物をし、同時に歌や舞も天に捧げ、梶の葉に願い事を書いて水に浮かべて祈りを捧げます。

不思議な行事ですね。



今年のような雨の七夕に「恋愛成就」の願い事だけは危険な気がします。

(個人的な意見です。気にされず。)



今年は八事の興正寺さんの中にある竹翠亭さんで、七夕の室礼にSechieメンバーの持っているお人形などを使っていただきました。

Galleryページにも写真を載せておくのでご覧下さい。



さて、大西人形では明日に備えて乞巧奠のお飾りを小さなお人形に持たせてみました。

こちらもSechieの石川さんのお父様のお人形です。

ものづくりが上達しますように

昨日、標題の竹翠亭さんで、お人形のお話をしてきました。


八事山興正寺さんは、元禄元年(1688年)に尾張藩主徳川光友公の帰依を受け、天瑞圓照和尚によって創建された真言宗のお寺です。

名古屋市民にとっては本当に馴染みの深いお寺で、重要文化財の五重塔は小学生の写生大会に使われたり、境内はおじいちゃんおばあちゃんの憩いの場になっていたりします。

私たち世代にはヤゴジャ(八事駅ジャスコ(現イオン))や、かに本家の側の大きなお寺と言えば、懐かしさをもって思い出されることでしょう笑。


その中にある立派なお茶室が竹翠亭さんです。

いま、竹翠亭さんでは小学生に向けたお茶会や、お着物、水墨画、季節のお茶会などのイベントを沢山行っています。


私たちが扱うお節句のお人形は、お子様の大切なお守りであると同時に季節の室礼でもあります。


そんなお人形たちを少しだけお持ちし、その製作工程や文化背景、新しいものづくりなどをご紹介させて頂きました。



そして今回、6月30日頃から7月6日頃まで、お人形と木目込みの流木アートを一つずつ、七夕の室礼として飾らせて頂いています。


どのような室礼になっているかはこうご期待。


7月4日にはお人形のお話しを、一般のお客様に向けてさせて頂く予定です。


どうぞ竹翠亭さんまでお越し下さいませ。


竹翠亭Facebook

明日は五節句の一つ「端午の節句」です!


現在でも「節句」の言葉が広く使われているのは、なんといっても「端午の節句」でしょう。


逆に節句というと端午の節句しか浮かばなかったりもします・・・。


この「節句」と「端午の節句」の歴史についてちょびっとだけ説明をします^^


今では「五節句」と言いますが、これが式日として制定されたのは江戸時代初期。

奈良時代から室町頃までは「五節(ごせち)」と呼ばれていました。


なお、江戸時代の「五節句(五節供、五節)」は今と同じ「人日(1月7日)・上巳(3月3日)・端午(5月5日)・七夕(7月7日)・重陽(9月9日)」です。


ですが、それより以前の「五節」は「正月(1月1日)・白馬の節会(1月7日)・踏歌の節会(1月16日)・端午(5月5日)・新嘗祭(11月23日)」でした。


この日程に変更があったのは、背景として、平和を謳歌した江戸時代にお節句が増えすぎた(年間200以上とも笑)ために無理やり式日指定を行い、その時にある程度均等配分したため、なんてことも言われています。



そして明治時代には政府によって五節句は一旦廃止されます。


時代はうつり、1948年、「祝日法」の制定で「こどもの日」として端午の節句は復活します^^


※ちなみに、祝日法では「新嘗祭」も「勤労感謝の日」と名前を変えて指定されています。(新嘗祭は明治時代にも祝日です)この二つ「端午の節句」と「新嘗祭」、これはそれぞれ農業の田植えと収穫を背景にもつ行事です。日本人にとって農業がいかに大切かを感じます。


こうして数えていくと「節句」としての歴史は端午の節句が一番長いってことになります。


正月と新嘗祭は最重要としても、その次くらいに重要な日が端午の節句といえますね。


そんなこんなで歴史を説明してきましたが、端午の節句で多分ずっと変っていないテーマなのは、「菖蒲」と「ちまき」です^^



ちまきって



おいしいですよね。



みんな食べてね。



以上、大西でした。




先日、愛知インテリアショップコミュニティ様に向けてお節句文化のプレゼンを行いました。


お節句の需要は縮小傾向にある中ですが、逆に興味を持って頂ける方は増えてきている気がします。


今年も沢山の展示会やイベントを沢山の方に見て頂けるよう、がんばりたいと思います!


場所は八事の「ギャラリーエクセレンスモダン」様のショールームをお借りいたしました。


輸入家具とお節句文化のコラボです(^^)


テーブルに花や器で彩を添えるともっとお節句のお祝いらしくなります。


今年は「お節句をインテリアにコーディネートして皆で楽しむ元年」(仮)にしたいです(笑)



愛知インテリアショップコミュニティ(AISC)↓

http://aichi-interior.jp/


ギャラリーエクセレンスモダン↓

http://www.gallery-excellence.com/