「Sechie~節会~」について

近年、UNESCOによる文化遺産登録事業や2020年の東京オリンピック開催にむけてなど、日本文化の見直しが求められています。現代版民藝運動も活発になり各地で職人を集めた展示会も行われ、今後ますますこうした流れは加速していくものと思われます。

 かつて、私たち節句品を扱う業界は日本文化の中心にいました

 「正月・上巳・端午・七夕・重陽」という季節折々の伝統行事を取りまとめ、扱う工芸品の種類は織物、漆器、金工芸、木工芸、陶芸・・・と多岐にわたり、多くの職人と技術を育んできました。

 しかしながら、昨今では少子化や長引く不況の影響によって節句の設えをする家庭は減少し、安価・安易な海外製品の流入によって国内の職人や国内製品を中心に扱う商店は壊滅的な打撃を受け続けています。

 これはひとえに「自分たちの啓蒙活動不足によるもの」と言えます。

 節句の調度品を「ふるいもの」「かさばるもの」と思われる方もいらっしゃいます。ですが、かさばらない飾り方はいくらでもあります。加えて、本来言うまでもなく日本の文化は素晴らしく、職人の創り出すものは日本人が思っている以上にモダンなものです。モダンは伝統の中にこそあると私は考えています。これを、文化の成熟なくして必要以上に現代的にアレンジを加えたり、国内外のブランドに頼って無駄に高価なものを作ったり、あるいはスペックのみを重視して安価なものを海外で大量生産したりと、(悪いことではないですが)こうした仕事しかしてこなかった事が現状を作り上げていると言えます。

 原点に立ち戻って「節句品とは何か」をよく考えた時、ただ商品を扱っているだけではいけないことに気付くはずです。そこには「想い」があり「暮らし」があります。現代の生活の中でいかにして想いのこもった調度品を提案出来るかということに注力し、提案していきたいと考えます。

 節句人形店以外にも、インテリアショップやコーディネーター、あるいはテーブルウェアや他の様々な仕事をされる方とご一緒出来れば幸いに思います。

                                発起人:大西嘉彦

Sechie ~節会~

「節会」とは、季節の変わり目・節句の日に行われるお祝いや宴のことです。日本文化の見直しがさけばれている近年にあって、「節会・節句」という季節の伝統行事は少子化や生活環境の変化などの影響で家庭から姿を消そうとしています。日本古来からの美しい伝統行事を、現代の暮らしに合わせて提案をする試みを始めました。四季折々の季節を楽しみながら伝統の「もの・技術・こころ」を多くの人に見て頂けると幸いです。

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