ウィリアム・モリスと飾るお雛様展

「ウィリアム・モリスと飾るお雛様」展、今日で3日目。


明日は最終日です。


昨日は中日新聞さんにも記事にして頂けたので、どのくらいお客様がみえるか楽しみ。



今回の企画ですが、単に和洋折衷を試みようというだけではなく、お雛様の衣装の文様とモリスデザインの類似性からテキスタイルデザインの奥行きを楽しんでもらいたいと思っています。

展示されているこちらのお雛様の唐衣(黄色)の地文様(じもんよう)は我々は「立涌(たてわく)」と呼びます。


緑の部分は浮文様(うきもんよう)。

マナトレーディングさんのカーテン。


ちょっと見づらいですが、実は右側のデザインは立涌の地文様と大きな花の浮文様で構成されています。


もともと、日本の伝統文様と呼んでいるもののほとんどは大陸から伝わり、中国やインド、ペルシャにも似た柄が多数存在しています。


イギリスのサンダーソンアーカイブにも日本の型紙が存在しており、モリスも東アジアのデザインに影響されていることが分かります。


日本の場合は「紋」の文化が強いためか浮文様はシンプルにそのまま配置していますが、モリスは地文様の要所に配置して複雑に溶け込ませ、一見するとそれと分からないようにデザインしています。


そのあたりのデザイン力には脱帽させられます。


とはいえ、植物や自然モチーフのデザインが多いところは同じで、構成自体も似たところがあるのも事実だと思います。



感じているのは、「日本の伝統文化が素晴らしい!」というのではなく、世界はデザインで緩やかに繋がっているということです。時代も越えて。


東西の隔たり無く敬意をもって繋がっていくことが、デザインや文化の発展にも、平和にも繋がると思っています。



そんな感じで、明日は最終日!!


カーテンもすっごく素敵なので遊びに来て下さいね!!!

Sechie ~節会~

「節会」とは、季節の変わり目・節句の日に行われるお祝いや宴のことです。日本文化の見直しがさけばれている近年にあって、節句という季節の伝統行事は少子化や生活環境の変化などの影響で家庭から姿を消そうとしています。日本古来からの美しい伝統行事を、現代の暮らしに合わせて提案をする試みを始めました。四季折々の季節を楽しみながら伝統の「もの・技術・こころ」を多くの人に見て頂けると幸いです。

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