五節句展(東山荘)を終えて

こんにちは。


11月9~11日に行った「五節句展」。

恐らくこれで、本年のセチエの活動は一段落となります。


今年は、揚輝荘さんでの「四季に飾る木目込み人形展」、竹翠亭さんの「月見の室礼」の期間に行わせていただいた五節句の紹介展示、そして「五節句展 in 東山荘」の、計三回の活動となりました。



写真はギャラリーページに↓

https://sechie-culture.amebaownd.com/pages/873237/page_201702280927

コロナ禍ということでワークショップやコンサートは中止となり少し寂しい気もしますが、楽しいことはまた来年以降、安心して行える時に少しずつ行いたいと思います。


少しずつと言えば、本当に少しずつですが「五節句」という文化の発信に対して前向きな取り組みをして下さるかたも増えています。華道家の先生や、美術館さん、もちろん興正寺のお茶室竹翠亭さんも私たちに多大なご助力を下さっています。感謝の念にたえません。


特にSDGsという新しい概念が生まれ、環境に対する意識が強くなっている中、「四季を大切に」という気持ちが一貫して流れている伝統の文化をもう一度思い返すことが、何らかのかたちで環境にもきっと良い影響をもたらしてくれるのだろうと思っています。

東山荘さんは自分たちが思っていた以上に良いところでした。雨の後に虹が出たり(絶対誰か雨男か雨女がいる)、木々のさえずりも心地よく、思い返して話をしていても「良かったね~」という感想が絶えないので、またこの場所でやりたいと思っています。来年も大西のくじ運を信じて。


深田さんと江口さんの花器やお皿もすごく良かったです。陶芸の世界にもきっと節句は息づいていますし、多くの工芸家さんが節句行事への表現をして下されば、きっともっと豊かな文化が育まれていくと思います。



「美しい四季の文化があり、そこに赤ちゃんの誕生に対する喜びや様々な願いが加わることで、より深く美しく。」


つなげて行きたいですね。



↑こちらは竹翠亭さんでの展示の時の写真です。

Sechie ~節会~

「節会」とは、季節の変わり目・節句の日に行われるお祝いや宴のことです。日本文化の見直しがさけばれている近年にあって、節句という季節の伝統行事は少子化や生活環境の変化などの影響で家庭から姿を消そうとしています。日本古来からの美しい伝統行事を現代の暮らしに合わせて提案をする試みを始めました。展示会やセミナー、イベント等を通じて、四季折々の日本の文化を多くの方に楽しんで頂けると幸いです。

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