端午の節句
明日は五節句の一つ「端午の節句」です!
現在でも「節句」の言葉が広く使われているのは、なんといっても「端午の節句」でしょう。
逆に節句というと端午の節句しか浮かばなかったりもします・・・。
この「節句」と「端午の節句」の歴史についてちょびっとだけ説明をします^^
今では「五節句」と言いますが、これが式日として制定されたのは江戸時代初期。
奈良時代から室町頃までは「五節(ごせち)」と呼ばれていました。
なお、江戸時代の「五節句(五節供、五節)」は今と同じ「人日(1月7日)・上巳(3月3日)・端午(5月5日)・七夕(7月7日)・重陽(9月9日)」です。
ですが、それより以前の「五節」は「正月(1月1日)・白馬の節会(1月7日)・踏歌の節会(1月16日)・端午(5月5日)・新嘗祭(11月23日)」でした。
この日程に変更があったのは、背景として、平和を謳歌した江戸時代にお節句が増えすぎた(年間200以上とも笑)ために無理やり式日指定を行い、その時にある程度均等配分したため、なんてことも言われています。
そして明治時代には政府によって五節句は一旦廃止されます。
時代はうつり、1948年、「祝日法」の制定で「こどもの日」として端午の節句は復活します^^
※ちなみに、祝日法では「新嘗祭」も「勤労感謝の日」と名前を変えて指定されています。(新嘗祭は明治時代にも祝日です)この二つ「端午の節句」と「新嘗祭」、これはそれぞれ農業の田植えと収穫を背景にもつ行事です。日本人にとって農業がいかに大切かを感じます。
こうして数えていくと「節句」としての歴史は端午の節句が一番長いってことになります。
正月と新嘗祭は最重要としても、その次くらいに重要な日が端午の節句といえますね。
そんなこんなで歴史を説明してきましたが、端午の節句で多分ずっと変っていないテーマなのは、「菖蒲」と「ちまき」です^^
ちまきって
おいしいですよね。
みんな食べてね。
以上、大西でした。
0コメント