コラム・旧暦の端午の節句

こんにちは。

昨日は旧暦での端午の節句でした。


私たちの住んでいる名古屋近辺をはじめ、日本全国多くの地域では、今は新暦で節句行事を行っているところがほとんどです。


とはいえ、今でも旧暦(あるいは月遅れ)で節句行事を行っている地域もあり、特に山間部では中部地区においても、昨日端午の節句のお祝いを行った方もいらっしゃることでしょう。


日本では明治になってから太陽暦(グレゴリオ暦)が導入され、今では150年が経つ訳ですが、1000年以上の歴史がある節句行事では、やはり旧暦の方がしっくりくるということも言えます。


〇端午の節句といえば菖蒲(ショウブ)に象徴されるお節句です。


菖蒲というとややこしくて、〈ショウブ・花菖蒲・アヤメ〉、この三種類が混同されます。

そこに、「いずれ菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)」の杜若も入って来ます。


おまけに最近、街中ではジャーマンアイリスまで参戦しています。

あ~ヤヤコシイ。


でも、今の時期に咲くのはおおよそ「花菖蒲」です。

「ショウブ」は4月に始まり地域によっては6月まで花をつけるそうですが、これは皆さんが想像している花とは違うので気付かないかもしれません。もちろん、平地と山間部では時期が異なりますが。


てなわけで、旧暦を意識しておくと、アヤメ、カキツバタ、ジャーマンは「ショウブではないな」となるのかもしれませんし、ならないかもしれません(笑)

Sechie ~節会~

「節会」とは、季節の変わり目・節句の日に行われるお祝いや宴のことです。日本文化の見直しがさけばれている近年にあって、節句という季節の伝統行事は少子化や生活環境の変化などの影響で家庭から姿を消そうとしています。日本古来からの美しい伝統行事を現代の暮らしに合わせて提案をする試みを始めました。展示会やセミナー、イベント等を通じて、四季折々の日本の文化を多くの方に楽しんで頂けると幸いです。

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